『ベストセラー・コード』新しい文芸批評か?

アメリカの小説が人気を集める秘訣、すなわち、ベストセラー小説の特徴を、コンピューター分析によって測ろうとしている方がいます。

それは、Jodie Archie と Matthew L. Jockers, in their new book:


The Bestseller Code: Anatomy of the Blockbuster Novel (9月2016年)
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このタイトルを日本語に訳すと『ベストセラー・コード ブロックバスター小説の解剖』『〜ブロックバスター小説の生体構造』という感じですかね。(小説を生き物に例えているので、これでいいと思いますが。)

出版社の編集者たちがこのようなアプローチを採用するようになったら、異論がますます噴出するでしょう。「コンピューターのアルゴリズムを使って、文芸批評をするなんて、ありえない!」と思っている方が多いことでしょう。

しかし、これはただの「非個性的な文書分析」(impersonal textual analysis)ではないようです。人工知能の試みでもないのです。

人間が最新技術を「助手」として利用してはいますが、批判的に分析しようとしていますので、やはり、文芸批評の一種でしょう。「技術的文芸批評」 “technological literary criticism” などの新しいネーミングが必要かも知れませんね。

何れにしても、興味深い話です。

私は次のEnglishブック・レビューを読んで『ベストセラー・コード』のことを知りましたが、良かったら、そのレビューと、その下にある日本語の記事を読んでみてください。

When Harry met Fifty Shades: what makes a book popular? The Bestseller Code by Jodie Archie and Matthew L Jockers reveals what literary hits have in common.
注: この英語のレビューが長いので、前文ではなく、少しだけ読んでみたい方は、導入である最初の5~6段落を飛ばして、 “Until now, that is….”から読み始めても全然問題ありません。

コンピュータはベストセラーを予測できるか

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