教会を訪れる外国人のための「座席聖書」

某教会の心優しい役員さんが、教会を訪れる外国人のために英語の聖書を用意したいということで、お勧めの聖書はないかと聞かれました。それがこのポストのきっかけでした。

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「Pew Bible」(ピュー・バイバル)という言葉を聞いたことがありますか。

「Pew」とは「聖堂信者席、信者席、座席、会衆席」のことですので、「pew Bible」というのは、教会の座席に置かれている貸出用の聖書を意味する言葉です。

アメリカ等の教会に見られるpew Bibleの特徴は何かと言いますと、「丈夫でシンプル」だということはもちろんのことですが、何よりも、普通の個人用・家族用の聖書よりもずっと安いということです。

例えば、ESV Study Bibleという聖書がありますが、聖書注解のみならず、多くの地図や図解が載っていますので、結構人気ある聖書であるようです。(ちなみに、このスタディー・バイブルの注解担当者の中には日本人の聖書学者も数名います。)

 

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しかし、以上のリンクで分かるように、このような聖書には¥5000以上の値段が付いています。コストの面でも、目的の面でも、礼拝においての貸出用には向いていません。

それでは、英語のpew Bible(座席聖書)はどうでしょうか。

上のESV Study Bibleに比べて、同じEnglish Standard Versionの”Value Pew Bible”(ハードカバー)は千数百円程度で買えます。そして、Amazon USなら$10以下で買えます。

やはり、礼拝の時に使われることが目的であれば、高額のスタディー・バイブルや革表紙の聖書ではなく、pew Bibleが最適ではないでしょうか。

しかし、pew Bibleだけでも種類が非常に多くて、購入しようとすると、最初は迷ってしまうかも知れません。例えば、アマゾン・ジャパンで「pew Bible」を検索してみると、現時点で200件ぐらいのヒットが出ます。Amazon USで同じ言葉を検索すると、何と、1,400件に近づいてしまいます。

なぜこんなに種類があるのかというと、

  • 言語の違い(英語、スペイン語、ポルトガル語など)
  • 訳の違い(King James Version, English Standard Versionなど)
  • 表紙の違い(特に色)
  • 文字サイズの違い(高齢者向けの聖書が欲しい方は”Large Print”聖書を参照)

というのが主な理由だと思います。

この中で、一番気を付けたいのは、聖書のバージョンでしょう。Bible versionについては、牧師や海外の「姉妹教派」「姉妹教会」の牧師などに相談するといいでしょう。

そして、自分の教会・教派に相応しいバージョンが分かれば、あとは予算と好みの色の問題で、選ぶことはそれほど難しくないでしょう。

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